8月14日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第225弾!  2011.8.14(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第225弾!  2011.8.14(日)   たかやん

教師を目指す人へのメッセージ33  「上を見ないで、下を見る」
大学を卒業して、教師になったばかりの頃は「教育は愛だ」という言葉を信じ、授業に燃え、子供たちの毎日の変化に喜びを感じ、学級通信を書き、先輩の授業に感心し、この職業を選んだことを誇りに思っていた・・・・そんな先生が多いのではないだろうか。
それがいつの頃からか、管理職試験に興味を持つようになり、担任を持つことよりも学年主任になることの方が大事になり、校長の顔色を伺うようになり・・・・市教委にも気に入られようと気を使い・・・管理職の道を進んでいく。下を見ないで、上を見るようになる・・・そういう先生もまた少なくはないのではないだろうか。
自分は評価されず、子どもたちへの情熱も失い、それでも生活のために教師だけは続けないと・・・そう思っている人もたくさんいるかも知れない。
優秀な管理職は下を見ることを忘れない。教職員の声や表情の変化に敏感で、悩んでいる先生には手を差し伸べ、やる気のない先生には活を入れ、そして授業を見てはよくなった点を誉めてあげる・・・・勿論、子供たちの名前は覚え、隙があれば子供たちと一緒に汗を流し、授業にも行き、そして一緒に仕事をする。それは優秀な担任だった人の特質なのだ。
トップが優秀な人間であれば、下を見るタイプの先生は自然に上に上がっていく・・・・。いや、そうでなければならない。そういう仕組みができていないところは大変だ。優秀な先生が管理職試験に落ち続け、そうでない先生が受かっていく・・・若い先生達はそれを見て、やる気をなくしていく・・・・。それでは教育現場に活気がなくなって当たり前。
本物は上を見ないで下を見るものなのだ。教師になった時の自分を忘れない。それが本物。自分の中で大事なものは子どもたちだったはずだ。自分の昇進などではない。教頭になったって、校長になったって、本物の教育者にとって一番大切なものは自分の「地位」や「名誉」ではなく「子どもたち」や「先生」であるはず。
荒れない学校には下を見る目が多い。学校全体が上を見ないで、下を見る。そんな学校の子どもたちは、安心して勉強に部活動に燃えられるものなのだ。「先生」「先生」と呼ばれて、まるで自分が偉い人間になったように錯覚する時期はあるものだが、錯覚したままの人間が本当に学校や教育委員会でトップになっていくと下の人間達は大変である。
時々鏡で自分の顔を見ることだ。先生になったばかりの自分の笑顔と同じ目が輝いていれば本物。皴は増えても、いい人相になっていれば大丈夫。子どもたちが見て、安心するような笑顔があれば大丈夫。結局どんな人の人生もみな人相にでるのである。
子どもから愛される先生になりたい・・・大学を卒業したての頃、みんなそう思ったはずだ。子どもから愛されるのは簡単だ。子どもを愛すればいい。何があっても見放すことなく、子どもたちを愛すればいい。「卒業しても、何があっても君たちは僕の生徒で僕は君達の味方だよ。」そう言える先生であって欲しい。そう、“教育は愛”なのだから・・・・。

終戦記念日
8月6日が終わり、9日も過ぎ・・明日はもう15日。あの戦争が終わって66年というのだから驚く。今の子ども達が「え?アメリカと日本が戦争していたの?」というくらい、大昔のことになってしまったようだ。でも、忘れてはいけないのだ。あの戦争を・・・そして、戦争そのものを決して忘れてはいけないのである。僕らは反戦歌を聴いて、歌って大きくなった。小さい頃は父さんの戦友達の軍歌も沢山聞いたし、歌いもした・・・。そんな僕らには戦争の悲惨さを愚かさを、子ども達にちゃんと伝えていく義務がある。若くして戦死した登おじさんのように、二度と帰ってくることができなかった、沢山の若者達の為にも伝えていく義務がある。そして、子ども達はそれを聞く権利があるのだ。

東北支援
チームとしては継続的に支援しているが、なかなか動けない自分がいる。そんな時、六中の赤ジャージの教え子から「宮城に行って海岸の清掃ボランティアに参加してきまーす!」という元気のいいメールを貰った。
実は、今日の夜から宮城に行って土日は松島海岸の清掃ボランティアをすることにしました。一人旅ですね。
そもそも役に立てるかどうかも不安なのですが、継続的な支援をしようと思っています。
お金を出すと言ってもそんなには無理だから、身体を動かそうかと。
交通費自腹だから、その分を支援に回すとか色々考えたのですが、行ってみなきゃ分からないことも多いだろうから。
帰ってきたらその時の話もさせてください。
毎日暑いので、ご家族の皆様も気をつけてくださいね。
* 体を動かす・・・何と心地のいい響きだろう。教え子の中にこういう女の子がいることが誇らしい。そう行ってみなきゃ何もわからないのだ。自分の目で見ないと・・・・。東北は広い・・どこかに絞って継続的に支援することが大事なんだと思う。次に自分自身が行けるのはいつになるのかな・・・・早く体を治さないと・・・

腹筋
お風呂の中で空の背中を見ると、逆三角形になっている。「ちょっと前向いてみて・・」とお腹を見ると・・・腹筋が割れている・・・「空、お父さんの体とチェンジしない?」と言うと、「お父さんもダイエットすればいいじゃない」と簡単に言う空。そりゃあまあそうなのだけれどね・・・「お父さんだって、毎日何キロも泳げたら・・そうなるさ・・・」でも、何キロも泳ぐ前にあの世かも・・・。この間は250mしか泳げなかったのだから・・・。
長生き
「ねえ、お父さん、あまり危険なことしないでね」「え?」「長生きして欲しいから、危ないことしないでね」「おう・・・」そりゃあ、普通・・・父親から息子への言葉じゃないの・・・そうも思ったが、我が家の空は慎重派なので、正反対の僕のことを心配してくれたらしい。人生は短い。長生きも大事だが、息子たちに恥ずかしくない生き方をしたいものである。

今日の写真1
僕の大好きな猛おじちゃんと怜子おばちゃんです。叔父ちゃんは金沢大学を卒業して、東京に出てきて、ずっと僕らと一緒に暮らしていました。僕は父さんよりも叔父ちゃんと遊んだ時間の方が長いかも知れません。僕は寝る前に聞くおじちゃんの御伽噺が大好きで・・・おじちゃんの声が大好きでした。怜子おばちゃんはずっと小学校の先生でした。いくつになっても富山の氷見弁を喋る、優しいおばちゃんです。暫く二人に会っていません。電話では話しているのですが・・・・。写真の掲載は無断です。きっと許してくれるでしょう・・・。(載せるがなら、もっといい写真があったがやっちゃ・・だらめ・・)と怒られるかも知れません。ふふふふふ。

今日の写真2
黒目川に咲く、ムラサキツメクサです。五中や六中で僕の理科の授業を受けた子達は記憶があるかも知れませんね。シロツメクサとムラサキツメクサ・・・ちょっと可愛い花ですよね。まあ、理科の授業で黒目川を走り回る君たちも可愛かったですが・・・。

今日の写真3
先月の河掃除風景です。来月は4日にするか11日にするか・・・それとも3日や10日の土曜日にするか・・・ちょっとみんなと相談ですね。これを読んでいる掃除部隊の諸君。何日が一番都合がいいですか?

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